*双子ちゃん*
わかりやすい奴だな…
「それがね、マオ!!!」
美桜が話そうとした瞬間、「マオ、美桜、ご飯よ!!」
母さんの声によって、話が途切れてしまい、美桜はしょぼんと悲しそうな顔をした。
「ご飯食べて、風呂入った後に話聞かせて。」
そう言うと美桜はまたキラキラした顔に戻った。
ホントわかりやすいな、こいつ。
美桜の性格がおもしろくて、俺は思わず笑ってしまった。
「何笑ってるのよ!!」
「べっつにー!!」
俺は腹が減っていたので、走って自分の席につき、すぐに食べ始めた。
今日のご飯はからあげ。
ちょうど肉類が食べたかった俺は、がつがつと勢いよく食べ進め、あっという間に食べ終わった。
「ごちそうさま。」
そう言って、席を立ち、俺はすぐに風呂に入り、入り終わった後、自分の部屋でゲームを始めた。
それから数分後、お風呂から上がった美桜が「話に来たよー!!」と上機嫌で俺の部屋に入ってきた。
俺は、ベッドの上に寝転がっていたが、ベッドの上に座りなおした。