*ロマンチックな恋の行方*
「おっ結菜じゃん!真中さんもそんなにあわててどうしたんだよ?」
教室に颯薫くんが残ってたみたいでとりあえず返事をする。
「いや。別に慌ててないよ?
じゃーまた明日ね。颯薫くん」
机の横にかかってる鞄を急いでとる。
「おっおう。
また明日...?」
花由里、早いってば。
「はい。乗って?」
はい?
この自転車誰の?
花由里のか!!
「...うん」
「じゃっ。行くよー?」
私はまだ返事してないのに花由里は全速力で自転車を漕ぎはじめた。
なんで花由里が急いでんのよ?
なんか面白いからいいけど。
*