私だけの王子サマ。

「…どうだか。後ろの席なんてならなければ良かった…」

「咲音…」


「おーい」

遠くから声が聞こえた。

…げ。


噂をすれば人っているものなのね。


「俺達も今日食堂だからさ一緒に食べよう…って咲音、お前元気ねぇな」

…高倉くん、あなたが原因ですけど。


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