そんなあなたは先生でした…(上)
あたしをチラチラ見る人もいた。
そうだよね、
だって、あたしは高校2年生になったばっかりだし。
ドスッ…
肩が誰かとぶつかった。
見ると、
いかにもヤクザって感じだ。
「お嬢ちゃん、見ねぇ顔だな?」
そのヤクザは顔を近づけて、舌なめずりをしている。
「肩ぶつかったよな?」
「……す、すみませんっ!!」
「あぁ?」
「…す、すみませんっっっ!!!」
「謝るなら、カラダでたっぷりもらおうかな?w」
不気味な笑を浮かべている。
「怖がらなくても大丈夫だぜぇ?
いっぱい、可愛いくするからさぁ…、
だから、お兄さんに着いてきな?」
ヤクザはあたしの腕を引っ張る。
「や、やめてください!」
無視。
振り解こうとしても無駄力。
「あの!
すみませんっ、すみませんっっっ!!!
だから、、許して下さい!!!」
「はぁ!?
んなわけねぇだろ。
ほら、あそこのホテルに……」
「嫌!
離して!!!!!!」
「うっせぇなぁ……」
ヤクザはあたしに向かって手を上げた。
な、殴られるっ!!!!