そんなあなたは先生でした…(上)

「礼さんも乾かしてあげるから、
ほらあっち向いて」

恥ずかしいけど、
なんか嬉しいからやってもらうことにした。


先生の指が頭のてっぺんから毛先まで、
全体に知れ渡る。


「はい、できた」


わぁ、サラサラだ!




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