そんなあなたは先生でした…(上)
「好きだよ、礼さん…。
最初はさぁ、ただ守りたい一心だったんだよねー。
でもね、あの日のメールの事件でさ、
“幸せにしてあげたい”
って思ったんだ」
あたしは黙って先生の話を聞く。
「礼さんは何とも思ってないかもしれないけど、俺は礼さんを見てドキドキしたり、、とか。
奏やクラスの男子に笑顔を見せてるときはイラっときたりとか笑
うん………、
礼さんに恋しました」
「先生、、」
あたしは涙が流れた。
「ごめんね、泣くほど嫌だった?
ごめん、ごめっ…」
先生は、勘違いをしてる。
あたしは、先生に抱きついて話を遮った。
「違う!」
「えっ、ちょっと礼さ……」
「あたしも先生にドキドキしたり、苦しくなったりした!
あたしも、、」
「うん…」
あたしは先生の目をまっすぐ見る。
そして、
「先生好き……」
一大告白。