そんなあなたは先生でした…(上)
「何かすごいですね…」
あたしは陽に話しかける。
「でしょ?
俺てきにはそういうのは早く言っておいてほしいんだけどなぁ笑
まぁ、毎回の事だけどね」
そう言いながらも笑顔。
この笑顔、好きだなぁー…。
家族愛を感じる気がするなぁー…。
「ちょっとー、礼ちゃんっ!
陽と見つめ合ってないで、ほら、意見言わないとっ!!!」
「えっ、見つめ合ってなんか……っ///」
隣で陽は笑ってるし///
「いつから行くの?」
「陽はいつなら大丈夫?」
陽は手帳を取り出して予定を確認。
「来週の水曜日から土曜日まで。
日曜日は午後から仕事」
「じゃぁ、3泊4日ね!」
「礼ちゃんはどこに行きたい?」
「えっ…、夏だから、夏っぽいとこ?ですかね……」
あたしはいきなりのフリに戸惑いながらもそう答えた。
「じゃぁ、ここはどうかしら?」
由紀おばあちゃんはパンフレットに指を指した。
それには、
“熱い一時を皆様に…”
と書いてあった。
海、つまり
リゾートみたい。
「ここのホテル綺麗じゃのー」
武おじいちゃんが髭を触りながら言った。
「じゃぁ、ここで決定っすね?」
「来週の水曜日から土曜日の夜まで。
場所は“sky sea”で、ホテルは“sea sweet”ねっ!」
最後に麗華さんがまとめた。
来週の水曜日かぁ……
楽しみだなぁ♡♡