そんなあなたは先生でした…(上)

「何かすごいですね…」

あたしは陽に話しかける。

「でしょ?
俺てきにはそういうのは早く言っておいてほしいんだけどなぁ笑
まぁ、毎回の事だけどね」

そう言いながらも笑顔。


この笑顔、好きだなぁー…。
家族愛を感じる気がするなぁー…。


「ちょっとー、礼ちゃんっ!
陽と見つめ合ってないで、ほら、意見言わないとっ!!!」


「えっ、見つめ合ってなんか……っ///」

隣で陽は笑ってるし///


「いつから行くの?」

「陽はいつなら大丈夫?」

陽は手帳を取り出して予定を確認。

「来週の水曜日から土曜日まで。
日曜日は午後から仕事」

「じゃぁ、3泊4日ね!」

「礼ちゃんはどこに行きたい?」

「えっ…、夏だから、夏っぽいとこ?ですかね……」

あたしはいきなりのフリに戸惑いながらもそう答えた。

「じゃぁ、ここはどうかしら?」

由紀おばあちゃんはパンフレットに指を指した。

それには、
“熱い一時を皆様に…”
と書いてあった。


海、つまり
リゾートみたい。

「ここのホテル綺麗じゃのー」

武おじいちゃんが髭を触りながら言った。

「じゃぁ、ここで決定っすね?」

「来週の水曜日から土曜日の夜まで。
場所は“sky sea”で、ホテルは“sea sweet”ねっ!」

最後に麗華さんがまとめた。



来週の水曜日かぁ……

楽しみだなぁ♡♡






< 176 / 529 >

この作品をシェア

pagetop