そんなあなたは先生でした…(上)
ウイーン…
「ちょっとー、何で閉めるのよー!」
「陽さん、そんなに礼ちゃんと二人っきりに!?」
「きゃー♥」
カーテンのおかげかあまり声が聞こえない。
このカーテンすごいっ☆
「ふぅーっ、、
ちょっとは静かになったかな?」
「そうですね……」
今思うと、カーテンをしたから後ろの席にはあたしたちが見えないんだよね…。
ドキドキ……///
「ちょっとー陽!?」
麗華さんが何か言ってる。
「陽、礼ちゃんと二人がいいのよねぇ♥」
由紀おばあちゃんの高い笑い声がする。
陽を見ると一瞬目が合った。
その目はすぐに前になったけど。
「礼、みんなの言うとおりな部分もあるよ」
「えっ?」
「だって、カーテンをすれば俺らは見えないでしょ?」
「まぁ、そうですね…」
「だから……」
チュッ…
陽は一瞬のキスを落とした。
あたしはびっくり!!!
「こうやって、赤信号でキスもできる」
あたしは恥ずかしくて俯いた。
カーテンの向こう側にはみんながいるのにっ…///