そんなあなたは先生でした…(上)

黙ったあたしに、

「言っておくけど、生徒としてなんか見てないからね」

と言ってくれた。

「え?」

「生徒にこんなことしないからね。
好きな女にしか…」


そう言ってくれた。


そっか。

よかったー。

「俺は宴会になってるあいつらを起こしに行くから、寝ててな」


と言って、戸をバタンと閉めた。






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