そんなあなたは先生でした…(上)
ふわっとした何かに触られている気がする。
あ、この香り。
目をゆっくり開ける。
そこにいたのは、あたしの大好きな陽…
ベッドに腰を掛け、頭を撫でてくれてたようだ。
「起こしちゃった?」
陽は優しく微笑む。
あたしは何故か涙が出てきそうになり、
陽に抱きつく。
「どうしたの!?」
「…………」
何も言わないあたしを感じてくれたのか、背中をさすってくれている。
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