そんなあなたは先生でした…(上)


あたしは出てきそうになっている涙を必死で堪える。


堪えながら陽に話しかける。


「陽……、好き…」

涙声になってしまった。


「うん、俺も大好き…」

陽はあたしを包むように、抱き締めてくれた。


「礼、顔あげて…」


あたしは陽の声の通りに顔をあげた。




「ンッ……」



唇が重なる。

陽の優しさを感じる。


陽は目にキスを落とし、ほっぺにも、唇にも、首にも口付けをした。





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