そんなあなたは先生でした…(上)

城之内くんのことや
さっきあたしに説明したこと


「吉村さんには、城之内恭哉の素性を調べてもらうことにしたけど、麗華と奏にも頼みがある」


「俺らに頼み……。
感激っす」

麗華さんもうんうんとうなずいている。


「ゴホンッ、、
まずは奏から。
礼にボディーガードを付ける。
そのボディーガードは礼の彼氏役にもなる」

「そうっすね。
え、もしかして……」


「そう。
お前がやれ」


え、ちょっと待って、えっ!?

奏さんも同じ反応。


「礼を守るほどの強さを持っていて、
俺が安心して任せられるのは奏だけなんだよ…」


「陽さん……。
わかりやしたっ!
礼ちゃん、俺を彼氏だと思ってな」


戸惑い隠せないんですが……。


「奏、万が一のこともあるから変装して学校に迎えに行くこと。神田組のやつだったら、お前の顔もわかるはずだ」


「了解っす。
礼ちゃん好みに仕上げます!」

「は、はぁ…」

あたしは頭が混乱中てす。





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