そんなあなたは先生でした…(上)
恭哉side
作戦を実行すべく、俺は隣の女に近づいた。
が、女は俺に気付かずにケータイを見てニコニコしている。
「……さん、…澤さん、黒澤さん!!!」
「ふぇぇ!!?」
ケータイが床に落ちる。
「はい」
俺はケータイを拾ってあるものを付け、
女に渡した。
「あ、ありがとう……ございます…」
「彼氏?」
「え?」
「彼氏からのメールじゃないの?」
「あ、あぁ!!
そうです、彼氏からのメールです…」
女は慌てふためいた様子で返事する。
「ふーん、、彼氏とはラブラブ?」
「はい///」
「じゃぁ、もうキスした?」
「ぇ///な、ななな何で言わなきゃいけないんですか!!?」
顔真っ赤にして答える。
「じゃぁ、その先は?」
真っ赤な顔が更に赤く染まる。
「し、してないです!!///」
「ふーん……。
じゃぁ、………」
俺は女の耳元で囁いた。
「俺と気持ちよくなる練習しよっか?」
耳を押さえて
「ば、バカじゃないですか!?」
と反抗した。