そんなあなたは先生でした…(上)

恭哉side


次の日、俺は一日ぶりに学校へ行った。

と言っても、今日の午前2時までは録音したやつの削除をパソコンで完璧にやった。


だから、まだ眠い。


学校に着くと女どもがうっさいぐらいに騒いでる。


昨日は何してたのだとか、いなくてさみしかっただとか、、


「ちょっと、ごめんなさい」


ふわりとした声、
甘い香りが隣に降りた。


「何よ、黒澤さん!」

リーダー格みたいな女の声がする。

うっさ、キンキンだな。
つーか香水で鼻死ぬ!


「いや、あの、あたしの席でして。
鞄置くだけなので。
もしよければ椅子どうぞ」


は、やめろ。

椅子なんか薦めんなよ。


ばか。








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