そんなあなたは先生でした…(上)
デート
礼side
ま、眩しー…
薄目を開ける。
朝日が差し込む。
季節は冬。
朝は異様に寒い。
ふと、気付くとあたしの後ろが固い。
お腹と胸の下に回されてる腕。
息が首筋にあたっている。
こんなことをするのはただ1人。
「陽!!!??」
「んぅー…、もうちょっと…」
「う、腕離して!!」
「…………」
無反応の代わりに寝息が聞こえる。
よし、こうなったら自分で退けるからいいもん!
腕だよね、まずは腕を……
サワッ…
「ひゃぁっ…」
手、手、手が※*☆♯@!!!??
む、胸に当たってるー(泣
その手を振り払おうとしても………
ビクッ…
「きゃっ///」
少し動いただけなのに、
身体が熱くなってきた。
お腹に回していた腕が強くなる。
ちょ、ちょっと!!!
「礼ちゃん、そんなに動いてどうしたの?」
やっぱり起きてたか!!!
「起きてるなら離して下さいっ!!」
ビクッ…
「礼、感度いいねー…」
陽の手があたしの胸を押すからっ、、
「はいはい、退けましたよ」
あたしは陽の方に寝返る。
陽はにっこり微笑んで両手をヒラヒラしている。