そんなあなたは先生でした…(上)
「まぁ、こんな感じ。
だから、礼さんも仲間」
「はいっ!!」
「暗くなっちゃったわね」
「だねぇー」
しんみりとしてしまった空間。
「あ、そうだっ!」
この静寂を破ったのは奏さん。
「何ですか?」
「俺と麗華は付き合ってるからな☆
俺に惚れんなよ、礼ちゃん(^_-)♥」
「「「…………」」」
シーン…
「え、ひどくな「さて、そろそろ出ようかな?」
奏さんの話を遮った先生。
「そうだね、陽、間に合わないよ?」
「大丈夫、大丈夫」
玄関に急ぐあたしと麗華さんと陽先生。
部屋に残る奏さん。
「礼さん、麗華たちと楽しくすごしてね」
「ありがとうございます。
先生、行ってらっしゃい」
「うん、行って来ます」
手を振って見届けた。