そんなあなたは先生でした…(上)


「これ、神田にやられたの?」

「?」

陽は胸元を見ている。

そういえば噛みつかれたような気もする。

「歯形みたいな痕ついてる。
痛かったでしょ?」

あたしはコクンと頷く。


すると、そこに陽は唇を落とす。

「陽?」

「神田から触られた記憶なんて
飛ばしてあげるから」


あたしの唇にも唇を落とす。


あたしはそのキスで何も考えられなくなる。





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