そんなあなたは先生でした…(上)
一時間後……
「できた!☆」
鏡に写っているのは誰?
ってくらいの出来!!!!!!
「可愛いわぁ♥」
どこかのお姫様みたいな感じ。
髪を巻き、
スプレーをかけて、
ふんわりとしている。
前髪も切って明るくなった気がする。
「おぉ、姫よ…」
奏さんも鏡に写っているあたしを見て驚いてるみたい。
「写真とろーっと♪」
カシャン…
え、え、えー!!!!
「陽に送ろ一っと」
「ちょっと、麗華さん!!!」
「おっ、顔が紅いですな、礼ちゃん」
「奏さんっ!!」
鏡に写っているあたしは本当に紅くなってて、背けたいのに鏡が大きいからどうしてもわかってしまう。