そんなあなたは先生でした…(上)

お母さんの声がした場所へ行く。

「何、おかあ……!!!?」


あたしは慌てて目を隠した。


「何よ、礼?
あたしあなたのことなんて呼んでないわよ?笑」


「え?」


お母さんと男の人は裸で抱き合っていた。


「娘か?笑」


「しぃらなぁい♪
ねぇ、わたるぅぅ…あたしこの子のこと呼んだぁぁ?」

「呼んでなぁい!!!」


「そうよねぇー♡」

「え、お母さん?」

「あなたみたいな子は邪魔なのよ、
消えて。
なんでいるの?
迷惑なのよ。
帰ってこなくていいのよ?
死んじゃえば?」


そう冷たく言い放ち、
冷淡に笑う……





 
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