舞う美少女【完】
『馬鹿野郎…ッ
尚美の…馬鹿野郎…ッ』


俺は尚美の冷たくなった手を握り、泣
いた


体の水分がなくなるくらいまで泣いた


いつも尚美の遺体に会いたいってくる
女がいた


多分それが夜桜


だって、尚美の親が


『あんたが…ッ
この子を殺したのよ!
あんたが…ッ
会う資格なんてないッ!
あんたが死ねばよかったのにッ!』


っていつもいつも…叫んでたから
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