初恋*learning!!!
「小4からって幼なじみとしてはかなり中途半端だよね」
「!!なんで心読めるの?!」
「え…?だってうちの名前が出てきたあたりから全部声に出てたよ」
「うそーん」
いやだ恥ずかしい。
「ところで、うちが声掛けるまで目死んでたけど何かあったの?」
「いやーそれがさあ…」
かくかくしかじか。
「…というわけなの」
「へー、あの莉緒が塾ねぇ」
「うん。あの莉緒が塾なの」
「小5の時、アリに“チャッピー”て名前付けて可愛がってたあの莉緒がねぇ。成長したもんだ」
「それ学校で言ったらひねり潰すよ…!!!」
「まぁまぁ、その塾なら帰り道だし、お望みとあらば入り口までついてってあげるけど?」
「うわぁハルちゃーん!!ありがとぉーっ」
「何でこのチャッピーが学校でモテモテなのか意味不明だわ」
「チャッピーって言うなぁあ!!!」