バスケ部員とマネージャー


ユニフォームに着替えた西東先輩とストップウォッチを片手にグランドに出た



「…じゃあ行きますよ?」




「おう」



西東先輩が走り出したと同時にストップウォッチの時間が動き出した。



「タイムは…一周、30秒ちょうどです」




狭いグランドだけど、すごい…なんで陸上じゃないんだろ…




「ありがと、じゃあ10分たったら言ってね」




「はい」




はっきり言って私の仕事は誰がやってもいい仕事だと思う



西東先輩って実は優しいんだなぁ



「椎名?何やってんの」


「奥田くん!西東先輩のアップの手伝い♪」




奥田くんは西東先輩を見つけると走り出した



「俺のもみといて!!」




「う、うん!!」




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