president command
ひよをエスコートして俺はこのビルの上階にあるレストランへ


「……」

声がでていない彼女をみて


「何固まってるんだ」


「こんな素敵な所…普段こないから圧倒されちゃって」

素敵…

ただ夜景がきれいってだけなのにな



雰囲気のいいレストランなんてたくさん存在している。

偉い人たちを招待するときはもっと良い店につれていっている。



「新さん。私場違いじゃないですか?」


そんなに自分をさげるなよな


「場違いなんかじゃない。ほら、行くぞ」




彼女の手はとても緊張していたのか

一瞬震えていたように感じた




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