president command
私は1人にしてほしいと新さんに頼み
花梨先輩がくるまで
ひんやらした空気を体全体で感じとっていた
「ひよちゃん!!!」
「………先輩」
「どうしたのよ、どうしたのよ、いっぱい泣いたね、目がはれちゃってる」
先輩は私を抱き締めてくれた
暖かかった
「………先輩、私言いました、好きだって伝えました」
「うん」
「けど………だ…め、でした」
「……それ、後悔してる?」
してない
伝えれただけまし
首を横にふった
「ひよちゃんが後悔ないならいいじゃない。引きずるよりいいじゃない」
「………花梨先輩……でもね私」
私
「……まだ彼が好きです」