president command
アゲハに信じられる人として見られていた
いがいだった
まさか
俺がそんな風に見られていたなんてな
「………新くん、他あたることにする」
「大丈夫なのか?それで」
「…………」
「大丈夫じゃないじゃないか「大丈夫!」」
「!!」
「新くんにこれ以上迷惑かけたくないから、どうにかするよ」
「アゲハ」
「………これから会社担う人だもんね新くん。よかったらまたお店使ってよ。じゃ」
ゆれる金髪がまぶしい
「………」
何も言えないまま
アゲハちゃんが去るのを見送った
「…………」
よく考えてみると
俺を信じていたのに他のやつとやったってことか?
仕事だとはいえ
やっちまうんだな
信じられる
アゲハが言う信じられるって
なんなんだ