president command

｢………無理だ｣




…………





……………





目から涙があふれてきた





｢どうし……てっ｣



｢ひよをそんな風に扱いたくないんだ｣




｢私は新さんになら……どんな扱いでも…かま……わ｣

｢ひよ。喋るな｣




｢私は……ただあなたの｣


｢ひよ!!!!!｣






ぎゅっ




力強く抱きしめられた





これでもかってくらい




強い力で











｢……ひよは自分からそんな言葉を言っちゃだめだ。｣




｢……っ…………っ。｣




｢ひよが俺に良い家庭を築きたいと思わせてくれたんだ。｣




え




私が？




｢全部じゃないがひよも原因の１つなんだよ｣



｢……｣





でもだから何なの




私のこと



何にも思わないのでしょう？







｢好きという感情をひよにまだ抱けてない｣


｢知ってます｣




はじめにあなたからもそう言われていたし