president command
新さんの運転で私の家まで戻ってきました
「疲れた」
「そうですか?」
「お前なんでまだそんな元気なわけ?」
「え、だって食事おいしかったですし、楽しかったですもん」
「………」
ソファーでリラックスしながら新さんがまじまじとこっちを見る
「な、なんですか」
「いや?」
不適な笑み……
やな予感が
「ひよはすごいやつだなぁって思って」
「え?」
「俺さ、」
新さんが私の手をひきソファーの隣に座らせる
「ひよ、俺まえに結婚相手として見れるかわからないって言ったけど」
…………あぁ、たしかに言われてた
付き合ったことに浮かれてちょっと忘れてたよ
「……あれ撤回するわ」
「そうですか…………って!え!撤回!!!!????」
撤回ってことはつまりアレ?
結婚相手に見る努力さえされないってことですか!!!!??
不安が一気に押し寄せる
「俺と結婚前提に付き合ってほしい」
「…………………へ?」
「むかつく。人が真剣にプロポーズしたってのに」
フリーズ状態の私を新さんがむっとした顔で小遣いた
「私と結婚していいんですか?」
新さんは会社を思ってあの奇妙な関係をやめて、社長であると宣言した
だから私なんかでいいのかと、内心喜びながらも聞かざるえなかった