president command


「あぁ。」

「………本当に?」




「しつこい、ひよ。俺はひよと結婚したい」





ぽおっと頬が赤くそまる

「………嬉し」




すると新さんにぎゅっと抱き締められた



「新さん」

「ひよ」





2人の顔はもうかなり近くて



「………んっ」


それは自然な流れだった



甘いキス



新さんが


私にくれるキス




「………」
照れて何も言えない私に



新さんは




「さて、結婚するとなれば夜の相手もしてもらわなきゃな?」


「!!!!」




突然なにをいいだすかと思えば




「ひよ、いこうか」

「………え、ちょっ」



笑顔で寝室に連行される





確実に


食べられてしまう





嬉しいけどやっぱり行為は恥ずかしいから



「緊張してるのか?」

「そりゃ」



「そうか」


なんでか嬉しそうな新さん


「緊張するほど俺が好きで、ありあまる体力をお持ちのひよちゃん?覚悟しろよ」




ぎ、
ぎゃぁぁぁぁ






「……んっ!ふ………ぁ」


またたくまに唇が重なり


深いキス


漏れる吐息が色っぽい



「やめ「やめない」」





ベッドに押し倒された私は動けない



「ひよ…………好きだよ」





再び口がふさがれるころ


私の頭は甘い響きでとろけそうだ
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