president command
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「お世話になりました」

「いえ。こちらこそ楽しかったです。またいらしてくださいね」

「新くん。ひよをよろしくお願いします」

「はい」



お父さんが新さんに挨拶している

私、お嫁に行くんだなぁ



しみじみしちゃうよ




「ひよ。新くんに迷惑かけちゃダメよ」
「わかってるよ」

「じゃぁまたね」

「うん」





挨拶をし終えたら

両親は帰っていった。




「昨日は本当にありがとうございました。私までお泊りさせてもらってしまって」

「何言ってるのよ。それくらいどうってことないわ」

「そうだよ」




新さんが私の頭をさりげなくなでてくれた

「さぁもういよいよはじまるわよ。あなたたち今日会社の後にでもドレス見てきなさいよ」

「お袋、早いよ。今日はもう先約があるんだ。な?」


「そうなの。でも準備は早いことにこしたことがないわよひよちゃん」

「ありがとうございます。じゃぁまた今度ドレス見につれてってください新さん」

「おう」





もう戻れない

戻ろうなんて考えてないけど

今日

アゲハさんとどんな話をしても


私は前に進むだけ



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