手を繋ごう
「あっ………それから大西先生、亜華李が迷惑かけてしまって本当すんませんでした。」
そう郁兄は言って大西という30代ぐらいのじじいに頭を下げる。
「いや、桜井兄が謝る必要ないが…。ちょっと桜井は度が過ぎてないか?桜井兄も決してきちんとしているとは言えないが、社会性はある。桜井にもそれをわかってほしいんだが…」
「はい…。亜華李にはちゃんと言い聞かせとくんで。マヂ毎度すんません…。
ほら亜華李も謝れ」
「すいませんでした……」郁兄に言われ渋々私は頭を下げる。
私は郁兄に逆らえない。
郁兄が私の事をしっかり愛してくれてた事ちゃんと知っていたから…。
その愛にしっかり答えたかった。
私が大西に頭を下げると郁兄は優しく、微笑んでくれた。
そして、
「よくやった」
とまた頭を撫でてくれた。
ー幸せだった…ー
今思えば…この時が私の中の、幸せの絶頂だったのかもしれないね………。
そう郁兄は言って大西という30代ぐらいのじじいに頭を下げる。
「いや、桜井兄が謝る必要ないが…。ちょっと桜井は度が過ぎてないか?桜井兄も決してきちんとしているとは言えないが、社会性はある。桜井にもそれをわかってほしいんだが…」
「はい…。亜華李にはちゃんと言い聞かせとくんで。マヂ毎度すんません…。
ほら亜華李も謝れ」
「すいませんでした……」郁兄に言われ渋々私は頭を下げる。
私は郁兄に逆らえない。
郁兄が私の事をしっかり愛してくれてた事ちゃんと知っていたから…。
その愛にしっかり答えたかった。
私が大西に頭を下げると郁兄は優しく、微笑んでくれた。
そして、
「よくやった」
とまた頭を撫でてくれた。
ー幸せだった…ー
今思えば…この時が私の中の、幸せの絶頂だったのかもしれないね………。