手を繋ごう
ねぇ神様ー…?

ワタシガ、ワガママイッタカラ…?

私が郁兄に愛されたいなんて思ったから郁兄をつれていってしまったの…?

だったらもう思わないから……他には何も望まないからだから、郁兄を私にカエシテー………。

いつのまにか頬に流れる一筋の涙…。
いつもなら郁兄が拭ってくれてたのに…。
ぎこきなく、でも力強くゴシゴシと。

それさえも叶わなくなってしまった………。




郁兄じゃなくて………私が死ねばヨカッタノニネ………?

何で郁兄が死ナナキャイケナカッタノ?

私じゃダメダッタノ…?



何で…………



  何でえぇー……………
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