ある時から
私は、車を降りて
コンビニの中に入る。
「いらっしゃいませ~」
朝から元気な店員だなぁ…。
私は、ふと新聞が目につく。
今日のメイン記事は、
アイドルグループのstormの
マネージャーが失踪した
というものだった。
…アイドルっていいよね。
歌って踊って、それで給料
もらえるんだもん。
「なぁんて…」
私は、小さな声でそう呟く。
プルルル
静かな店内に、私の携帯の
着信音がなり響く。
…げっ!こんな静かな時に…
一体誰よ。
私は、あわてて外にでて携帯を
とる。
「もしもし…」
「松本さんっ!あなた、今なにしてんの?遅刻よっ!」
電話の主は、同じ病院で働く
上司の佐藤さんだった。
「あ、すみません…」
と言いつつ携帯の時間を見る。
…まだ、後5分もあるし…。
「松本さんって、ただでさえ
役にたたないのに、遅刻なんてやめてくれる?」
佐藤さんは、嫌みのように
そう言って鼻で笑う。
…そう。私は、いじめを受けて
いるのです。