Do you love me?



「まぁ確かにね。僕も言い過ぎたよ。ごめん。」



「…いえ。」



「ところでどうして宗司さんがその光陵の理事長とお知り合いになられたんですか?」




「あ~…昔いろいろと世話になってね。まあ…また今度ゆっくり話すよ。」



「え!?なにそれっ!気になるんですけど?」



「ははっ。まあもう着いたから。気を付けるんだよ。」



「え~!?気になる!」



「美音。行かないと遅刻するわよ。それにその話は別に今じゃなくても聞けるでしょ?」




「え!?もうそんな時間なの?宗司さん、その話また聞かせてくださいね。送ってくれてありがとうございました。」



「うん。美音ちゃん、また話すよ。」



「宗司さん、今までずっと邪魔ばかりしてごめんなさい。今日もわざわざおくってもらって…。」



「詩音ちゃん。いつも言うけど僕に気なんて遣わなくていいからね?まあ詩音ちゃんそんなに固くならないで普通に行ってきますでいいんだよ。」



「はい…。すいません。行ってきます。」


「宗司さん、行ってきます!」




「二人ともいってらっしゃい。」



宗司さんの車が見えなくなるまで見送り二人で校門の前で校門を見上げる。



「「大きい校舎だね…。」」


二人そろってこんな言葉が出る。



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