DEAR SMILE~愛しい笑顔~
お風呂から出ると紗羅姉が帰る用意をしていた。
「柚羅?じゃあ、あたし帰るから鍵だけ閉めてくれる?」
「わかった。」
「おやすみ。」
「おやすみなさい。」
紗羅姉が帰って、奨平兄の部屋に行った。
――コンコンッ
「奨平兄?来週の水曜日なんだけど、ご飯どうする?」
「友達と食うからいらない。」
「うん、わかった。おやすみ。」
「おやすみ。」
あたしは部屋に戻って、想羅姉にメールを打った。
《奨平兄もいらないって!》
するとすぐに想羅姉から返信が来た。
《了解!補導される前には帰りなよ?》
《わかってるよー。んじゃ、おやすみなさい。》
《おやすみー。》
想羅姉からのメールを見てそのまま眠りについた。