DEAR SMILE~愛しい笑顔~
「あのさ、南稚。今度野球部、大会あるじゃん?一緒に行かない?」
「いいよ!恭哉にも来てって言われてるし。」
「ありがとー!今度こそは頑張るよ。」
そう、恭哉先輩は3年生で野球部のキャプテン。
だから、1つ上の葵先輩をよく知っている。
「じゃあ、そうと決まったらエステと美容室に行って可愛くしなくちゃね!」
「だね!試合は来週の土曜日だけど、いつ行く?南稚。」
「んー、来週の水曜日じゃない?授業が早く終わるし!」
「早めに予約しないとね!」
そう言って、すぐに南稚がエステ。あたしが美容室に電話で予約をした。
それから、葵先輩に会ったらどうするかとか、アドは教えるかとか作戦?を考えた。
南稚と恭哉先輩の最近も聞いた。
やっぱり、いつもと同じ2時間くらいして、帰ることになった。
「じゃあ、また明日ね。ばいばい、南稚。」
「うん。じゃあね、柚羅。」
そう言って、南稚とあたしはカフェの前で別れた。