暗黒組織~グリフォード~02
second・job
「おはようブラン、おきて。あさだ」


「起きてる」





まただ。もうやだ・・・、うざい・・うざい・・・うざいぃ・・・・。



「・・・っと言って起きていないのは分かっている。さぁ、起きなさい。今日はいい天気だよ?昨日の土砂降りがうそみたいに晴れているよ?しかも、今日は仕事があるんだ。起きなきゃダメだよ。さぁさぁ、起き」


「毎朝うぜぇ」



ガンガンと痛む頭を抱え、無理やり起きる。この前の仕事で暴れすぎた結果だ。あの「なんとか」っていう少女と別れた後、バタッと倒れたらしい。


原因は「貧血」。要するには、「暴れすぎ」



「だが、僕はそんな暴言にへこたれない。こんな暴言が来るのも覚悟していたし。うんうん、僕って偉いね。ま、そんなことは置いといて。こんな朝は「爽やか挨拶」。「おはようございます」っていうだけで心もすっきりして、頭痛が晴れるさ!」



「・・・・・・・」




「さぁ、レッツ、トライ」



枕元にあったPCを寄せると「チャット」を開き皆に「おはよう」と挨拶する。返信の多くが「おぉ!」とか「珍しいなぁww」とか返ってきた。


「・・・・・・」



「いや、ブラン。そっちじゃ・・・」



「www」


「ブラン・・・」



「・・・・・・」


「おーい、そっちじゃない。戻ってこい(いろんな意味で」


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