暗黒組織~グリフォード~02
「・・・・もう諦めよう。会議も終わった。皆が来るのを待つしかないな・・・」
「にゃあ」
白猫の賛成の一声で動く気はゼロに達した。膝の上に白猫を乗せて、ぼんやりと窓の向こうを眺めていた。
―――――すると、
「・・・・・・おい」
後ろからの唐突過ぎる声に少し驚きながらも振り向く。そこに立っていたのは長身の女性だった。スラッとした体形に凛とした顔、Tシャツにジーパンといういたって普通な服装に、似合わなさ過ぎる長い刀。まぁ、普通の人ではないだろう・・・・。
「何?」
「ここら付近で出没している殺人の道化師、ブランという奴を知らないか?・・・っていうか、お前だろ。殺人の道化師、ブラン」
「人違いです」
睨みぎみに見てくる謎の女性に猫を顔の前に持ってきて対抗。これで騙されてくれないだろうか。
「・・・・そっか。すまないことをした」
案外あっさりと諦めてくれた。心の中でガッツポーズをかますと、そくささとその場を立ち去る。
が、
「っておい!!お前だろ!?ふざけたマネしてんじゃねェよ!!」
「女のくせに口が悪い・・・・」
「う、うるせェ!!ってテメェ!?どこに行く!!」
あの凛とした顔は何処へ・・・・・。
女性の声でピタッと止まるほどいい子ではない私はスタスタと進んでいく。猫は怒りに狂ったあの女性にミンチにされないように、預かっておく。
「ッ・・・・!!
ま、待てェェェェェェェ!!!!!」
「にゃあ」
白猫の賛成の一声で動く気はゼロに達した。膝の上に白猫を乗せて、ぼんやりと窓の向こうを眺めていた。
―――――すると、
「・・・・・・おい」
後ろからの唐突過ぎる声に少し驚きながらも振り向く。そこに立っていたのは長身の女性だった。スラッとした体形に凛とした顔、Tシャツにジーパンといういたって普通な服装に、似合わなさ過ぎる長い刀。まぁ、普通の人ではないだろう・・・・。
「何?」
「ここら付近で出没している殺人の道化師、ブランという奴を知らないか?・・・っていうか、お前だろ。殺人の道化師、ブラン」
「人違いです」
睨みぎみに見てくる謎の女性に猫を顔の前に持ってきて対抗。これで騙されてくれないだろうか。
「・・・・そっか。すまないことをした」
案外あっさりと諦めてくれた。心の中でガッツポーズをかますと、そくささとその場を立ち去る。
が、
「っておい!!お前だろ!?ふざけたマネしてんじゃねェよ!!」
「女のくせに口が悪い・・・・」
「う、うるせェ!!ってテメェ!?どこに行く!!」
あの凛とした顔は何処へ・・・・・。
女性の声でピタッと止まるほどいい子ではない私はスタスタと進んでいく。猫は怒りに狂ったあの女性にミンチにされないように、預かっておく。
「ッ・・・・!!
ま、待てェェェェェェェ!!!!!」