暗黒組織~グリフォード~02
『ここだよ』
目の前には廃工場。周りは人が少なく、立ちはだかる門の向こうは鉄くずとかが散らばっていた。そして、門の前にはお約束の「立ち入り禁止」の看板。
『5年前に潰れた工場だね』
「・・・・・・・」
『ん?どうした?さっきから黙りこくって』
「・・・・頭痛い・・・・」
『まだ痛かったの!?まぁ、頑張って』
「他人事だと思って・・・・」
『他人事じゃないよ!こっちは君のサポーターでもあり、お世話役でもあるんだから!』
「・・・・嘘つけ」
『嘘じゃないって!!』
「・・・・・・」
『だから!嘘じゃ』
「うるさい、余計に頭が痛くなる」
『・・・・・はい』