暗黒組織~グリフォード~02
まるで、おまじないのように呟く声に少しうなずくと、手のひらに光を作る。







――――――が。








「ぐっ・・!!」







ガンッ、とまるで固い塊を頭に打ち付けたような痛みが走り、思わず立膝をしてしまう。





『ブランッ!!』




「処刑人・・・だと・・・!?」




「・・・・・いける・・・」



『無理しないでよ』



もう一度、手の中に光を発生させる。それをうまくコントロールして、等身大以上の槍を作り、撃つ。




ズガァンッ!!と大きな音を立てて、男の後ろの壁をぶち抜いた。男を当てるつもりだったが、少し外れてしまった。






「なっ・・・・・!!!」




振り返った先にある、変わり果てた研究室の姿を唖然としたまま見ていた。












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