大切なヒト
「な、なんで架那のためなんかに…」
「決まってんだろ…
好きだからだよ…好きな人守れねぇーで
どうすんだよ…」
「っっっつ!!」
「な、なんで…優都…
私の事なんて…
どうでもいいじゃん…」
「どうでもよくなんかない!!」
「え…」
「決めたんだ…
架那に告白した…時…から…
架那を…守るって…」
「そ…んな…」
ピーポーピーポーピーポーピーポー
「あ、優都救急車来たよ!
もう大丈夫だよ!」
「架那…
最後に…抱き締めさせてくれ…」
「そんな…最後だなんて言わないで…
優都がいないと生きてけない…」
ギューーー
「大丈夫…
架那はぜってぇー幸せになる
おれがあの世に行っても架那の事
ずっとこの空で見守ってる…」
「優都…
優都!寝ないで!
寝てダメ!!
優都!優都!」
10分後病院についた。
だが1時間後優都は帰らぬ人となった。