大切なヒト
架那は優都の家に来ていた。
(優都…
遅くなってごめんね…
優都?
私は本当に幸せになってもいいんだよね?)
「架那ちゃん毎年毎年優都に
会いに来てくれてありがとうね」
「いえ…」
「架那ちゃん?
もう自分を攻めなくていいんだよ?
優都は架那ちゃんのこと本当に好きだったから架那ちゃんのことを助けたんだから…」
「あの…優都ママ…
あたし…本当に幸せに…
なってもいいと思いますか?」
「うん!優都のためにも
架那ちゃんが幸せになって?」
「はぃ…
おじゃましました。」
「うん…
またきてね」
「はい、
毎年絶対に優都に会いに来ます!!」