大切なヒト
「架那?
架那!!」
「優都?
ゆうとーー!!
やっと…
やっと会えた…」
「俺も…架那に会いたくてたまらなかった」
「優都…怒ってないの…
あのときあたしが…」
「怒るわけねーじゃん
だって俺が自分の意思で助けたんだぜ?
架那…今は架那は意識不明の重体中なんだ…
架那…俺は知ってるぞ…
架那が…俺の事でずっと悩んでたの…」
「え…」
「だって俺架那の事空でずっと見てたから」
「優都…
優都…あたし…戻りたくない…
優都とずっと一緒にいたい…」
「架那…
架那…あの男はな…
架那の事守るためだったんだ
本当の事をいったら
また架那は同じ目にあう
だから遊びって言ったんだ」
「だって…
謝ってたよ…
謝ったんだよ!?
本当にそうだったら謝らないよ…」
「それはそんなこと言ってごめんなって事だよ
架那…戻ってくれ…」
「やだ…優都とずっと一緒にいたい!!」
「架那…」
「嫌なの…
確かに…涼介とは付き合った…
だけど…やっぱり怖いの…」
「架那…
よし!じゃあ神様に頼もう!!
これからずっと俺と一緒にいて
架那が変わったら現実に戻してもらえるように
架那が変わったらまた現実に戻す
でも変わらなかったら…
架那の意思で決めて…
このままずっと俺といたかったら
俺と一緒に空に行く。
もし、架那、がこっちを選んだら俺はなんも言わない…。
架那がきめたことだから…
それで架那が現実に戻りたいっていったら
戻す。
タイムリミットは
一年」
「本当に!?」
「あぁ!」
「一年一緒?」
「あぁ!」
「優都!!」
ぎゅーーーーーー
「優都…大好き…」