どうして私を選んだの?【完】
「あ、優芽!昨日、何でメールの返信しなかったの?、私、一昨日のこともあったし、かなり心配してたんだからね!」
教室に入ると、すぐさま亜衣子ちゃんが駆けつけて、私を叱る。
けど、亜衣子ちゃんの顔を見た瞬間、
我慢していた涙がポロポロと、頬を伝うのを感じた。
「ど、どうしたのよ、優芽!?」
突然泣き出した私を心配そうな表情で見つめる亜衣子ちゃんに私はギュッと、抱きついた。