どうして私を選んだの?【完】
「あはは…やっぱり、遥斗くんみたいなカッコいい人が、私なんか相手にするはずないんだよね……なんか、ゴメンね!せっかく亜衣子ちゃんも協力してくれたのに…」
遥斗くんへの告白を誰よりも応援してくれた亜衣子ちゃん。
付き合うことになってからもすっごく相談にのってくれた。
そんな亜衣子ちゃんに心配をかけないように、私は、わざと明るく振る舞う。
「……優芽」
つらそうに亜衣子ちゃんは、顔を歪めた。