どうして私を選んだの?【完】


え!?と、一瞬、驚いた表情を見せた亜衣子ちゃんも、






「……御愁傷様…」






そう言って、もう一度肩を軽く叩く。






…劇なんて…絶対無理なんですけど…






「はい、では、くじに当たりの文字が書いてある人は、前に出てきてください!」







岩本先生のその声に私はしぶしぶ席を立ち、前の方に進み出る。





< 57 / 413 >

この作品をシェア

pagetop