隣のマネージャーさん。


「結構赤いな…」
「まだちょっとヒリヒリするけど、大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。」
「いや、別に…」
「結愛、大丈夫か?」
「あ、カズ先輩。大丈夫ですよ。」

カズ先輩は結愛に氷の入った袋を渡した。

「俺じゃなくて、拓真が保健室から貰ってきた。礼なら拓真に言ってやれよ…」
「あ、はい‼︎ありがとうございます。」

ポンッと結愛の頭を撫でると、カズ先輩は戻って行った。

「俺等も戻るか。」
「うん。」

結愛はちょこちょこっと俺に続いて体育館に戻った。

「あ!!結愛大丈夫か!?」
「大丈夫だよ。早く冷やしたし、そんなに酷くないから。」

悠は安心したように笑うと、結愛の頭を撫でてコートに入った。

「んじゃ、結愛。今から1人1人のプレー見てメモってくれ。できる範囲でいいから。」
「はい。」



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