隣のマネージャーさん。
「おー、やってるやってる〜‼︎」
「やっぱり今年の1年はバスケ上手いね!!」
「都子先輩、美姫先輩。部室のお掃除終わったんですか?」
「うん。1年のロッカー周りは綺麗だったんだけど……」
「やっぱり2、3年は汚かったですよね。部長以外。」
都子先輩と美姫先輩は溜め息をつきながらやれやれと首を振った。
「そうなんですか?ヤス先輩とか綺麗にしてそうなのに……」
「いやいやいや!!ヤスは癒し系とか可愛い顔してる男子とか言われてるけど、全っ然!!確かに悪い奴じゃないけど…本当は誰よりも黒い性格してるんだから!!」
美姫先輩が一気に捲し立てて言った。
すると、美姫先輩の真後ろにヤス先輩が来て、あたしに「しー…」と口の前に指を当ててニコッと笑った。
「ヤスは、腹黒い…」
「み〜きちゃん。人のことそんな風に言うのは、どうなのかな〜?」
「いやー‼︎ヤス!!」
ヤス先輩はニコニコしてたけど、美姫先輩は顔を青くして後ずさった。
美姫先輩はヤス先輩が苦手なのかな?