隣のマネージャーさん。
1年、入部初日
「はい、次は1年!!」
ミズキ先輩は俺達を見て、どうぞと言って笑った。
「お、俺から?」
「お先にどうぞ。」
ニコッと双子の兄の方が言った。
「えっと……1年の相田 叶多です。これからよろしくお願いします。」
「あれー、苗字“そうだ”じゃないんだ‼︎」
「あ、はい。“あいだ”です。」
「……じゃあ、あえてあだ名は“ソーダ”にしよう。」
「え…マジですか?」
「うん、いいんじゃない?よろしくな、ソーダ。」
カズ先輩の考えたあだ名にあっさりOKを出した先輩達。
……ちょっと、怖えな。
でも、叶多は戸惑いながらも嬉しそうに、
「はい、よろしくお願いします!!」
と答えた。
「次は……」
「はいはーい!!俺自己紹介しまっす!!」
ハイテンションな颯汰がまたデカイ声でピョンピョン跳ねながら言った。