隣のマネージャーさん。


「よし!!全員が大会で目指しているのはインターハイ。で…インターハイ出場が三坂高校バスケ部の目標でいいんだな?」

勇大先輩がぐるっと全員の顔を見回して、ニッと口の端をあげて言った。

「「はい!!」」

全員が頷きながら返事をする。

「……なるほどな。お前等の気持ちはわかった。」

円の外でパイプ椅子に座っていたはずの監督が立ってこっちを見ていた。

「これからますます厳しく指導してやるから、全員覚悟しとけよ。」
「「はい‼︎」」

監督は顔色ひとつ変えずに言った。

……今のままでも練習ハードだけどな。



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