隣のマネージャーさん。


結愛が言った通り、今日の練習はハードだった。

バスケは好きだし、上手くなれるなら全然ハードな練習にもついていける。

ただ、今日はさすがに疲れた……

「よし、今日はここまで。」
「「ありがとうございました!!」」

監督が体育館を出て行った後、部員は全員床に崩れるように膝をついてから伸びた。

「さ、さすがに…今日はキツかった……」
「うん、僕も同じだよ〜、ダイちゃん…」
「はぁ〜、監督力入りすぎでしょ。なぁ、カズ?」
「確かに…今日はすごかったな…」

全員肩で息をしながら、髪をかきあげたり服の袖を捲ったり、手であおいだりしている。

「……あっつ…」

そう呟いた時だった。



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